2011年7月30日 (土)

さらば、イラブ

ニュースでも報じられているので、皆さんご存知かと思いますが、伊良部元投手が亡くなられました。報道によれば、自殺の可能性が高いそうです。

私が伊良部氏を初めて見たのは、高校(尽誠学園)時代ですが、当時からなんともふてぶてしいというか、いかにも”ワル”といった感じでした。

実際、プロに入ってからも素行の悪さというのは、随所に見られましたが、特にヤンキース時代は、フラストレーションが溜まっていたのか、”ほとんど子供”のような行動や言動が多く見られ、自分の感情をコントロールできない人間という印象を受けました。

しかし、投げるボールは凄かった。恐らく、私が見た日本人ピッチャーの中で、最も速かったと思います。さらにスライダーあり、フォークあり、スローカーブありで、球種も豊富。コントロールも速球投手としては、悪くありませんでした。

その能力だけを見れば、松坂以上。あのロジャー・クレメンス(通算354勝)と比較しても決してひけをとってなかったと思います。

それでも、成績が今ひとつ伸びなかったのは、やはり精神面に問題があるのだろうなと思っていました。ふてぶてしい態度の裏には、精神面の弱さが隠されていたのです。よく言えば、繊細であるともいえるでしょう。

私の人生経験からいっても、そういう人が多い。威張ってる人ほど、心の弱さを持っている・・・。その心の弱さが、最後に最悪の行動となって出てしまった感があります。

なんだか、悪口ばかり書いたようですが、実は、その駄々っ子のような行動も含めて好きな選手でした。ご冥福をお祈りいたします。

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2010年9月26日 (日)

イチロー選手の記録の見方

久しぶりに野球の話題です。

さて、10年連続200安打以上を達成したイチロー。

100年を超える歴史を持つMLBでも初の快挙である。

とはいえ、米国でのイチローの(打者としての)評価は、日本で考えられているほど高くない。さて、その理由は?・・・というのが、今回の話の趣旨。

内野安打が多すぎるというのも理由の一つだが、最大の理由が出塁率の低さ。

イチローのメジャーでの通算出塁率は.376で、これは平均的レベルに近い。

通算打率が.331にもなるのに、四球が少ないため出塁率が伸びないのである。

米国ではこの出塁率を重んじるため、イチローの評価の低さにつながっている。

さらに最近、日本のスポーツ新聞でも掲載されているOPS(出塁率+長打率)という数値においては、イチローは.807にしかすぎない。

例として、松井秀喜との比較をすれば、松井のメジャーでの通算打率は.289で、イチローとは4分以上の差がある訳だが、これが出塁率になると、.369となり、ほとんど差がなくなってくる。

さらにOPSで言えば、.848となり、イチローを上回る。つまり、OPS重視で打者を評価するなら、イチローより松井の方が上ということになる。

このOPSという数値は、パワーヒッター有利の計算式で、イチローのようなタイプの打者には不利な数値だ。個人的にはあまり信用していないのだが、OPSを重視する評論家やファンの間では、イチローの評価は当然低くなるだろう。

ちなみに先日、日本で200安打を達成した阪神のマートンは、「安打数よりOPSを気にしている」みたいなことを言っていたように思う。

さらに、これはイチローだけの責任ではないが、所属チーム(マリナーズ)が勝てないというのも、今ひとつ評価されない原因になっている。

要するにマリナーズが弱すぎるだけなのだが、結果としてイチローのヒットがチームの勝利に結びついてこないことが、「個人記録を優先している」という悪評を払拭できない原因となっている。

かつてアレックス・ロドリゲスも同じようなことを言われていたが、ヤンキースで何度か優勝することにより、回避できた。

マリナーズは今後も当分弱そうなので、イチローも(チャンスがあれば)ヤンキースやレッドソックスのような常勝チームに移籍してみてはどうだろう? 

そこで結果を残し、チームも優勝できれば、評価はかなり変わってくると思うのだが・・・。

最後に、誤解のないように付け加えておくと、上記の話は、あくまでもイチローの「打者としての評価」の話であり、守備・走塁も含めたベースボール・プレイヤーとしての評価は米国でも十分に高い評価を受けている。

将来の大リーグ殿堂入りは、もう間違いないと思う。

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2009年7月26日 (日)

甲子園球場 part2

7月某日 昨年に引き続き、息子と二人で甲子園球場に行ってきました。

本当は私も息子も阪神ファンじゃないから、微妙なんだが・・・せっかくいただいたチケットなので・・・。

できれば、ケンさんにチケットを差し上げたかったw

で、席についてみると

Pa0_0047 おおw グランドから近いじゃん^^(前から7列目)

Pa0_0046 ていうか、内野が障害物だらけで、ほとんど見えませんけど・・・。

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2009年3月28日 (土)

私的 WBC総括

野球に興味ない方もいると思うので、WBC関連の記事はこれで最後にする(つもりw)。

それにしてもつくづく「良く優勝できたなあ~」と思うw 監督を決めるときのゴタゴタを考えると余計にそう思う。原監督ってひょっとして名将なのか? あまりそういう印象はないけれど、結果を見ればそうなる。昨年の13ゲーム差ひっくり返すとか。まあ、原監督も”何かを持っている”人だからね。高校時代からスターだったし、目立つところで良く打つ選手だったもの。日本シリーズで4試合ノーヒットの後、初めて打ったヒットが満塁ホームランとかね。

・私が選ぶMVP選手・・・城島健司

今回の勝因はなんといっても投手力。日本の防御率は参加国中ダントツの1.71! その投手陣を支えたのが城島のリードです。打撃でも貢献したし、私は城島選手をMVPに選びます。なんかメディアの評価は低いようですが、もし、阿部が正捕手だったら優勝できただろうか? と考えてみてくださいw 恐ろしくなりますよw また悪送球してオワタになるところでしたw

ちなみに2位は岩隈投手。3位に青木外野手を選びます。そして、4位に松坂投手。3勝といっても内容が良かったのは、キューバ戦だけだしね。

・足を引っ張った選手・・・イチロー、ダルビッシュ有

この二人が調子良ければ、もっと楽に勝てたはずw まあ、おかげでスリリングかつドラマティックな展開になりましたけどw

・全く目立てなかった選手・・・福留孝介

20打数4安打 打点0。四球は良く選んでいたようですが、それ以外はほとんど印象に残ってないです。

・ザンゲしなければならない人々

正月のあるラジオ番組でのこと。”今年のスポーツ界の展望”のコーナーで、「WBC連覇? 出来ませんよ(笑) まあ、無理ですね」と言い放ったジャーナリストと、それに同調したアナウンサー。聴いてて頭に来た。おまえら謝罪しろ! 名前も憶えてないけどなw

「原が監督では優勝は難しい」「城島では岩隈をリードできない」などと言った、ボヤキのN村監督。ついでに「イチローをスタメンから外すべき」とも言った。

「ウチからは選手を出さない」とWBCをボイコットした、ケツの穴の小さいD球団幹部。

結構、毒の入った記事になってしまいましたw

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2009年3月25日 (水)

WBCの余韻に浸る。

昨日、今日とテレビ、新聞でWBC関連見まくりですw

結果的に、今大会は日本と韓国の強さが抜きん出ていた印象ですね。

日韓と対戦した北米、南米のチーム(キューバ、メキシコ、ベネズエラ、アメリカ)は終わってみれば、全部5点差以上付けられての大敗でした。

やはり、全体的に投手陣の調整不足、チームとしての統率不足が顕著でした。

アメリカなんて、オリンピック同様3Aの若手主体でチーム作った方がよほどいいですね。彼らの方が真剣にやると思います。

それにしても韓国は恐ろしいチームだ。ここ数年で急激に力を付けてきた印象が強い。層の厚さではまだ日本が勝っているが、主力選手のほとんどが20代前半と若いのが脅威だ。

日本にとっては、これからもかなりの強敵になりそうだ;;

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やった~!!

勝ったど~!!!

それにしても、やっぱり韓国は強い・・・というかしぶとい;;

まさに”宿命のライバル”って感じになってきたな。

それと米国さん>次から、そろそろ本気だしたら? それともWBCやめる?

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2009年3月19日 (木)

WBC とりあえずは一安心

日本がキューバに連勝し、準決勝進出を決めた。

とりあえずは、良かった(´ω`)

以前は無敵の強さを誇ったキューバも、金属バットを封印されてからは迫力が大幅に減少しましたね。

明日また韓国戦だが、さほど重要な試合ではないので、気楽にいけるだろう。

それにしても1、2位決定戦ってやる意味ある?

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2009年3月18日 (水)

WBC・・・なんでやねん

なぜ韓国に勝てない?

なぜ韓国の投手が打てない?

わからない。

また、キューバに勝たなくてはいけなくなってしまった・・・。

それにしても、なぜこうも同じチームとの試合ばかりなのか?

運営ヘボくないか?

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2009年3月10日 (火)

以外だったWBCの結果

WBCアジア・ブロック、日本は韓国に1対0で負けて、結局2位通過となりました。

塩様の予想が見事に的中でしたねw おめでとうございます^^ なにも差し上げられませんけどw

しかし、何故わざわざ1,2位決定戦が必要だったのか、個人的には今ひとつ解せませんが。日本は、前回韓国に勝っているのだから、そのまま1位日本、2位韓国で良かったんでねえの? おかげで、本選では強豪キューバとの対戦が濃厚になってしまいました。はっきり言って、厳しいです。

そして、いかに野球が運ゲーかというのを証明した2戦でもありました。要するに投手の出来不出来なのです。

1戦目は、韓国投手陣が不調すぎて試合になりませんでした。まあ、手札事故みたいなもんです。対する日本は、オリンピックでやられた左腕投手相手ということで、かなり研究というか、準備をしていたと思われます。いわば、メタを張った訳ですな。

ただ、私がそれよりも以外だったのが、中国が台湾に勝ったことです。これは、正直驚きました。台湾の戦力が整ってなかったのかも知れませんが、中国としては、金星でしょう。日本戦での善戦も含めてかなり良くやったと思います。

どうやら、中国のコリンズ監督は、「まずは一勝」ということで、台湾戦に的を絞っていたようです。これは、コリンズ監督の恋人、シルクお姉さんがラジオで言っていたので、間違いないかと思いますw

シルクお姉さんは、吉本の芸人さんですが、関西地区以外はあまり知られていないかも知れないですね? 歳は結構取っているようですが(失礼w)、大変綺麗な方です。

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2009年3月 6日 (金)

WBC開幕。果たして日本は本選に残れるのか?

一応中国に勝ちましたな。

まあ、ここに勝たなきゃ話にならない訳ですが。

しかし、内容はイマイチだったような・・・。

楽観的なファンは、アジア・ブロックは勝って当たり前なんて甘い考え持ってるようですが、アジア・ブロックを勝つのも容易ではないっすよw

なにせ、最近の対韓国との国際試合での対戦成績は、3勝6敗でっせw 新聞などでの「韓国は強敵」なんて上から目線の言葉は何処から出るのか。

むしろ挑戦者の気持ちで戦ってもらいたいっすよw

台湾も決して油断できない相手だし、私が思うに日本が本選に進めれる確率は70~80%ぐらいじゃないでしょうか? 決して楽観視できない数字だと思います。

そもそも野球なんて遊戯王に負けないくらいの運ゲーだと私は思っております。

なにせ、ペナントレースの勝率6割前後で優勝できるスポーツですからねw

ピッチャーの出来不出来でほとんど決まる。手札勝負みたいなもんですw

まして、一発勝負では何が起こるか、全くわかりません。

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